ココナッツオイルでしっとり。リンゴソースが秋の香り。夏の疲れが肌に出やすく、空気の乾燥も気になる季節。
日々の食事で美肌に役立つ食材を積極的に取り入れましょう。料理研究家の友兼さんが最近注目の調味料がココナッツオイル。「消化吸収が早い中鎖脂肪酸は保湿や老化対策に効果があります。代謝を促す働きがあり肌あれやむくみ、くすみの改善にも。朝のコーヒーに混ぜるなど習慣にしたいですね。
抗酸化作用に優れ肌を健康に保つ緑黄色野菜のβカロテンは、油で調理すると吸収率が高まるので、ココナッツオイルを今回のようにパンケーキに使ったりするほか、ドレッシングで使うのも効果が高まりそう。
「これに、良質なたんぱく質や女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンに富むことから、意識して献立に」と、友兼さんお薦めの大豆製品や、ビタミンC豊富な野菜、フルーツを組み合わせ、美肌を目指しましょう。
POINT.1
クリーム状に滑らかにする
卵黄、豆腐、グラニュー糖を混ぜ合わせる時は、泡立て器でしっかりと。豆腐の形状がなくなり、クリーム状になるぐらいが目安。
POINT.2
フタをして両面をキツネ色に
ココナッツオイルを混ぜると、油を使わなくてもしっとり焼けるのでカロリーダウンに。表面に穴が開き、少し高さが出たら裏返す。
ココナッツオイル
ココナッツの果肉から抽出。熱や酸化に強い飽和脂肪酸に富む。20℃以下で白く固まるので電子レンジで溶かして使用。
豆腐
良質のたんぱく質、カルシウムが豊富。女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするイソフラボンも多く含む。
リンゴ
エネルギー代謝を促すクエン酸、整腸作用のある食物繊維のペクチンが豊富。ポリフェノールが多い皮も捨てずに。
料理研究家 友兼 由子さん
ともかねよしこ/ケータリングやフードコーディネート、食をプロデュースする「L.A.C.」主宰。モロッコなどの北アフリカ、アジア、ヨーロッパで出会った各国の家庭料理を得意とし、雑誌などの各メディアで活躍中。神戸で毎月少人数制の料理教室を開催。