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  • 現代人は、日々のデスクワークや、長時間のスマホ操作によって、肩や背中が丸まり猫背になってしまいがち。家族や友人に姿勢が悪いと言われたり、街を歩いているときにふとガラスに映った猫背の姿を見てハッとしたことはありませんか?猫背は見た目が悪いだけでなく、肩コリや腰痛、むくみ、肥満などさまざまな不調を引き起こす要因になりかねません。多くのデメリットが潜んでいる猫背に、そろそろ終止符を打ちませんか? そもそも猫背はどのような状態? 理想の姿勢は、身体の真上に頭が乗っていて、横から見たときに背骨がS字型に緩やかなカーブを描いている状態です。しかし猫背の場合、背骨が丸まって頭が身体より前に出てしまい、約5~7kgもある頭が前に出ることで、首や肩に大きな負担がかかってしまいます。 猫背は主に次の4つのタイプに分類されます。それぞれ、猫背の原因となる部分が首であったり、背中であったり、腰であったりとさまざまです。 ① 首猫背タイプ 首が前に傾いてしまっている状態首、肩の周りに疲労が溜まりやすく、肩コリや頭痛の原因になります。 ② 背中猫背タイプ 背中の部分が極度に丸みを帯びた状態背中を伸ばす筋肉が上手く使えなくなってしまうのが特徴です。 ③ S字型猫背タイプ 腰を大きく反ることでバランスをとるために首が前に出やすく、背骨全体が強いS字カーブを描いた状態腰と首への負担が大きいのが特徴です。 ④ 腰猫背タイプ 骨盤まわりの筋力不足が原因で腰が丸まくなった状態骨盤の位置が安定せず正しい姿勢を保ちにくいため、腰に負担がかかりやすいのが特徴です。 このように、猫背と一言で言っても原因や負担をかけている部位はさまざま。猫背が及ぼす不調は首や肩周りだけでなく全身に至る可能性があります。 あなたはどのタイプ?>>猫背セルフチェックをやってみる 猫背が引き起こすデメリットとは? 猫背だったとしても、特に強い痛みや不調がないから気にしていないという方も多いのではないでしょうか。しかし、猫背は思っている以上に筋肉や骨に負担をかけており、見た目が悪いだけでなく、さまざまな不調を引き起こします。 ① 首や肩のコリ 猫背の姿勢が続くと、首や肩、胸まわりの筋肉が緊張して固くなりやすくなり、首や肩のコリを引き起こしてしまいます。 ② 腰痛 猫背によって頭や肩が前に出ると、人間の身体はバランスをとるために、腰を後ろに傾けようとします。この状態が長く続くと、骨盤が後ろに傾いたままになりやすく、その結果、腰痛の原因になります。 ③ むくみ 猫背により身体がゆがむと血管を圧迫し、血行不良を招くことがあります。血行が悪くなると手や足など先端まで血液が循環しにくくなるため、冷えが起こり、リンパの流れも悪くなるため、むくみが生じやすくなります。 ④ 太りやすくなる 猫背になると、内臓を支えている骨盤が歪みやすくなります。その結果、内臓の位置もずれてしまい、胃腸などに悪影響を及ぼす可能性があります。消化器官がうまく働かず代謝が悪くなると太りやすくなります。 ⑤ 呼吸が浅くなる 息を吸うときには、骨が動くことによって胸郭のスペースを広げて肺の膨らみやすい状態をつくります。しかし、猫背が悪化すると胸郭が圧迫され、肋骨自体の動きが悪くなります。その結果、呼吸が浅くなり、血中の酸素が不足して美容と健康の更なるマイナスにつながります。 ⑥ 見た目が老ける 猫背のせいで老けて見えるだけでなく、腰から下にも悪影響を及ぼします。ぽっこりお腹や垂れ尻の原因にもなり、老け見えにつながります。 このように、猫背にはさまざまなデメリットがあります。今起こっている不調の原因が実は猫背だった、ということもあるため、日ごろから姿勢を意識しましょう。 猫背になる原因は? 猫背になる原因は様々ですが、日常生活の姿勢が大きく影響していると言われています。 当てはまるものがあれば、あなたも猫背になっているかもしれません。 デスクワークの姿勢が悪い このような姿勢が最も猫背を引き起こしやすいと言えるでしょう。この状態が癖になると姿勢や骨格をつくる筋肉が猫背の形で固まりやすくなります。頭部の負担は増え続けますので、どんどん頭が前に出て猫背がひどくなります。 スマホを見る時間が長い スマホやゲーム機を覗きこむ姿勢は猫背となりがちです。なるべく顔の高さまであげ、目線が下がらないように注意が必要です。 座っている時の姿勢が悪い 座面に浅く腰掛け背もたれに背中の後ろだけを当てる姿勢は、姿勢をつくる筋肉が衰えて猫背となりやすいです。気づかないうちに顎を引く姿勢にもなっており、頭部が前に出てしまいがちです。 力仕事やスポーツをしている 背中に重い荷物を背負ったり、重いヘルメットを被ったりする作業は頭部が前に出て猫背を引き起こしやすいです。また、バレーボールのレシーブの姿勢に代表されるようなスポーツ時の前屈み姿勢や無理な姿勢でのトレーニングなども、猫背の原因のひとつとなります。 心配ごとや悩みなどの精神的ストレスがある 一人で考えこみがちな方は自然とうつむくような姿勢になりやすいです。うつむく姿勢は、ネガティブ思考に陥りやすく、うつにもつながり慢性化しやすいというのは研究家や精神科医の間では常識になっているようです。心配事や悩み事がある時は気分転換を心がけ、一人で考えこみすぎず人と話すようにしましょう。 猫背を予防する姿勢づくり 猫背のまま座っていると、ワキが自然に開き、肩コリにつながることも。肩の真上に頭がまっすぐに乗って、ワキが閉まっている状態が理想の座り方です。この姿勢なら疲れを感じにくく、背中や二の腕のたるみ防止も期待できます。肩甲骨を意識して座ることがポイントです。ここでは、特に猫背になりやすいデスクワークで、美しい姿勢をつくる方法をご紹介します。 ①胸をはって座り、できるだけ真上を見ます。 ②耳たぶの後ろの骨の出っ張りの少し下にあるくぼみに人差し指を当てます。 ③指にくぼみをつけたまま、ゆっくりと前を向きます。 ④ヒジを直角に曲げて机から握りこぶしひとつ分離れて座り、手の平を上に向けます。 ⑤肩甲骨を後ろに引いて胸をはります。 ⑥ヒジから先の部分だけを内側にねじり、手の平を下に向けます。 普段から姿勢を意識していても、気を抜いた瞬間に猫背になってしまい、知らず知らずのうちに猫背が癖になっていることもあります。セルフケアだけでは思うように変化を感じられないときは、一度接骨院で猫背調整を試してみるのもおすすめです。 猫背調整を受けられる接骨院を探す
  • 私たちの体内に張り巡らされている毛細血管。その長さをすべて合わせると、地球2周半(約10万km)とも言われ、全身の血管の95~99%にあたります。毛細血管は、動脈と静脈の2つを繋いでおり、その直径は、髪の毛の約10分の1でわずか約100分の1mmと肉眼では見えない細さです。顕微鏡を使ってやっと見える超極細の毛細血管は、臓器や筋肉に合わせた形状をしています。毛細血管は、約37兆個あると言われる細胞に酸素や栄養を届け、二酸化炭素や老廃物を回収するという重要な役割を果たしています。しかし、残念ながら毛細血管は年齢や生活習慣の影響で劣化してしまいます。今回は、毛細血管の重要性と劣化によって起こること、劣化を防ぐための秘訣をお伝えします。 毛細血管の“ゴースト化”とは? 毛細血管は、全身の細胞に酸素や栄養を供給し、老廃物や二酸化炭素を回収する重要な役割を担っていますが、加齢とともに減っていき、機能も衰えていきます。皮膚の毛細血管を調査した研究では、60~70代の人は20代に比べて、毛細血管が40%も減少していたという報告もあるほどです。 加齢によって毛細血管が劣化する仕組み 加齢により毛細血管が減少する主な原因は、老化により毛細血管の細胞分裂機能が低下し、新しい細胞に生まれ変わる(ターンオーバー)能力が失われるためです。また、毛細血管の劣化を加速させるのが、高血糖や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病であると言われています。これらの生活習慣病は、血管をさらに傷つけ、弾力性を失わせることで劣化を加速させます。毛細血管が劣化すると、細胞間に隙間が生じて栄養や老廃物が漏れやすくなり、血管の弾力性が失われて詰まりやすくなります。その結果、血管はあっても血液が届かず、血管が抜け殻のようになる「ゴースト血管」が生じます。 ゴースト血管の特徴と影響 健康な状態の毛細血管を血流スコープで観察すると、まっすぐ伸びたヘアピン状で太くもなく細くもなく均一に規則正しく並んでいます。毛細血管の先端部分に山なりの模様ができているのは、真皮乳頭といい、新陳代謝が良好な方の特徴です。 一方ゴースト血管は、画像のように毛細血管の形が崩れ、不揃いです。血流が不十分なため、必要な酸素や栄養が細胞に届かなくなります。また、老廃物の回収機能も低下するため、シミやシワといった肌トラブルや、臓器の機能低下、生活習慣病のリスクが高まるということも分かっています。 ゴースト血管によって起こることとは? 毛細血管が減少、ゴースト化すると、全身に影響が及び、以下のような症状が起こる可能性もあります。□腸トラブル:腸内の毛細血管がゴースト化すると腸の動きが弱まり、便秘や下痢がちになる□肝臓へのダメージ:アルコールの摂りすぎにより肝臓内の毛細血管が減少すると肝硬変のリスクが高まる□肌トラブル:肌の血管が衰えると乾燥やくすみ、吹き出物、ごわつきなどの肌トラブルが起こる□冷え: 血液の流れが悪化すると心臓から送り出された温かい血液が、皮膚に届くころには冷えてしまう□髪トラブル:頭皮の毛細血管が衰えると栄養が行き届かず、髪のパサつきや、抜け毛に繋がる このような全身への悪影響を及ぼさないためにも、ゴースト血管をつくらないことが大切です。そのために、まずは血管力を上げましょう。 ゴースト血管を防ぐコツとは? 血管力を高める方法 1.適度な運動運動することで全身に酸素や栄養が行き渡り、心臓から血液が効率よく送り出されます。日々の生活に適切な運動を取り入れましょう。2.十分な睡眠睡眠中に毛細血管の修復が進むため、質の良い睡眠を心がけましょう。3.バランスの取れた食生活血液の質を高める栄養素(ビタミンCやE、抗酸化物質)を積極的に摂取しましょう。4.スパイスを取り入れる・シナモン:毛細血管の細胞の接着力を上げ、血液が血管から漏れ出ることを防ぐサポートをします。紅茶やコーヒーに入れて飲むのがおすすめ。・ヒハツ、ルイボスティー:シナモン同様、血管力をサポートする作用があります。ゴースト血管を防ぐには、日々の生活習慣が大切です。自分の血管がゴースト血管になっていないか気になる方は、まずはセルフチェックをしてみましょう。セルフチェックはこちら血管の状態を実際に見てみたい方は、接骨院で毛細血管を確認してもらいましょう。 毛細血管が見れる接骨院を探す
  • ふとした瞬間に腰に痛みや違和感を覚えることはありませんか?腰痛は日本人にとって最も多い不調の一つとされており、国民生活基礎調査(令和4年)では、男女ともに日本人の自覚症状のトップが「腰痛」と報告されています。腰の不調は、日々の姿勢や体の使い方の積み重ねが原因となることがあります。ここでは、腰痛の原因と対策について詳しく見ていきましょう。 腰に負担をかけていないか、生活習慣チェックを まずは日頃の姿勢や行動を振り返り、腰に負担をかけていないかチェックしてみましょう。 必要以上にごはんを食べてしまう身体が冷えやすい高めのヒールをよく履く丸まって寝てしまう少し太り気味で歩くのが苦手中腰のまま作業をすることが多い長時間車を運転することが多い座敷での飲み会では脚をくずしがち これらの習慣が1つでも当てはまる場合、知らず知らずのうちに腰に負担をかけている可能性があります。 例えば、腰を丸めて座ると骨盤が後傾し、椎間板に均等にかかる圧力が崩れることがあります。また、長時間座り続けることで下半身の血行や股関節の柔軟性が低下し、違和感や痛みにつながる場合もあります。 腰の痛みが起こるメカニズムとは? 普段の姿勢や行動の積み重ねにより、ある日突然腰に痛みが出ることがあります。 身体の痛みは、神経が一定の刺激を受けた際に起こります。この刺激が「閾値(いきち)」を超えると、痛みとして体に感じられる仕組みです。しかし、疲労や回復不足の状態が続くと、この閾値が下がり、本来なら問題のない動作でも痛みを感じやすくなります。 たとえば、打ち身をした箇所は、普段なら痛みを感じない程度の刺激でも痛むことがありますよね。これは、体がそれ以上の負担を避けるための自然な防御反応です。そのため、日頃から姿勢や行動を見直し、痛みを未然に防ぐことが大切です。 インナーマッスルと姿勢の関係 姿勢や動作を見直す際、意識したいのが「インナーマッスル」です。 インナーマッスルとは、体の深層にある筋肉のことで、骨格を支えたり、繊細な動きをサポートしたりする役割があります。この筋肉が弱くなったり、十分に機能しなくなったりすると、骨格が正しい位置に保てず、歪みや痛みの原因になることがあります。 そのため、インナーマッスルを適切に鍛えることが重要です。接骨院では、インナーマッスルの鍛え方や痛みのケア方法を教えてもらえるので、気になる方は相談してみてください。 おすすめをご紹介!腰のセルフケア 《内転筋のストレッチ》 ①がに股の状態になり、ヒザに両手を置きます。 ②左右の肩を内側に入れながら上半身をねじっていきます。呼吸しながら20秒間キープ。 《腰方形筋のストレッチ》 ①右手を頭の後ろにあてて開脚し、左脚だけあぐらをかくように座ります。 ②左手を右腰にあて、右のお尻が浮かないように注意しながら上半身を左に倒します。呼吸しながら20秒間キープ。 腰痛やぎっくり腰の症状を未然に防ぐため、普段の生活習慣や姿勢を見直し、適切なセルフケアを取り入れていきましょう。つらい症状が出た場合は、専門の接骨院を訪れてみることもおすすめです。 腰痛・ぎっくり腰の施術を受けられる接骨院を探す

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