チーズの風味がごちそう!冬になると手足が冷たくて寝つきが悪くなるなど、冷えに悩む女性が多くなります。
重ね着をしたり、適度な運動で体を動かす習慣をつけることに加え、食事で意識したいのがたんぱく質の摂取。
肉や魚、牛乳、卵のほか、納豆などの大豆製品は良質なたんぱく質を多く含みます。
「たんぱく質は体内で消化される時などに、熱を多く発生させる大事な栄養素。食事に盛り込むと効率よく全身を温めるのに役立ちます」と料理研究家の友兼さん。
〈チーズリゾット〉はたんぱく質が吸収されやすいチーズをたっぷり使います。また、女性は男性に比べて筋肉量が少ないのも、冷えが多い要因。
たんぱく質は筋肉をつくるもととなる栄養素でもあるため、上手にとることで筋肉量が増え、さらに体内から温まると血行がよくなり肌もイキイキ。寒い冬も元気な毎日に!
POINT.1
米がひたひたの状態をキープ
絶えず米がスープに浸かった状態を保つ。底が焦げないよう時々ヘラで米を寄せるように混ぜ、スープが少なくなったらそのたび湯を加える。
POINT.2
バターは冷蔵庫で冷やして
仕上げのバターは直前まで冷蔵庫に入れておく。冷たいまま加えることでゆっくり溶けて米粒全体がコーティングされ、風味豊かに。
バター
ミルクの良質な乳脂肪が原料。肌や粘膜を健やかに保つビタミンA、老化を防ぐビタミンEが豊富。消化吸収に優れている。
パルメザンチーズ
たんぱく質が効率よく摂取できる粉状のチーズ。コクはあるがクセがないので、パスタやスープ、グラタンなど万能に使える。
料理研究家 友兼 由子さん
ともかねよしこ/ケータリングやフードコーディネート、食をプロデュースする「L.A.C.」主宰。モロッコなどの北アフリカ、アジア、ヨーロッパで出会った各国の家庭料理を得意とし、雑誌などの各メディアで活躍中。神戸で毎月少人数制の料理教室を開催。