秋は夏の疲れが出やすいうえに、肩コリやストレスが重なると、頭が重い、ズキズキすると不調を感じる人も多いのでは。そんなときにおすすめの 疲れ和らぐ、頭スッキリレシピをご紹介します。
今回は抗酸化作用の働きで血行をよくし、リフレッシュに役立つ食材を使ったレシピを、料理研究家の友兼さんに教わります。レモンチキンタジンで使う鶏むね肉は、優れた抗酸化作用を持つイミダペプチドという栄養素が豊富で、疲労回復に役立つとして注目されています。
鶏むね肉は鶏もも肉よりも脂肪分が少ないため、火を通し過ぎるとパサつきがち。厚手の鍋や土鍋で蒸し焼きにして、しっとり仕上げましょう。
皮ごとマリネに用いたレモンはビタミンCがたっぷり。爽やかな香りが気分をリラックスさせてくれます。
POINT.1
下味をもみ込みマリネして
鶏むね肉は液を手でしっかりもみ込む(やわらかくするならプレーンヨーグルトを大さじ1追加)。レモンの皮も入れ、香りよく。
POINT.2
野菜の水分で肉を蒸し焼きに
野菜の上に鶏肉をのせじっくり蒸し焼き。肉が焦げつかず、野菜の水分でしっとり。肉の旨みが野菜に染み込んでおいしさアップ。
鶏むね肉
良質なたんぱく質に富み、必須アミノ酸をバランスよく含む。代謝を促し血行をよくするナイアシンも多い。
ニンジン
鮮やかなオレンジ色は抗酸化作用に優れ、免疫力を高めるβ-カロテン。油で調理すると吸収率アップ。
ジャガイモ
ビタミンCは熱に弱いが、ジャガイモのビタミンCはデンプンに守られているので加熱しても損なわれにくい。
料理研究家 友兼 由子さん
ともかねよしこ/ケータリングやフードコーディネート、食をプロデュースする「L.A.C.」主宰。モロッコなどの北アフリカ、アジア、ヨーロッパで出会った各国の家庭料理を得意とし、雑誌などの各メディアで活躍中。神戸で毎月少人数制の料理教室を開催。