新陳代謝をよくしたい、はつらつレシピ。
肋骨を意識した呼吸が身につくと、新陳代謝が活発になるほか、自律神経のバランスが整いやすくなって心も体もリラックス。
サラダで意識したのは、抗酸化作用の働きで新陳代謝を促すポリフェノールに富む食材です。「ポリフェノールは皮や芯に多いので、リンゴは皮ごと使って芯は切り方に工夫を。ゴボウは皮をこそげすぎず水にさらしすぎず、効率よくとりましょう」。
サラダのドレッシングにもショウガをすりおろして加えました。体が縮こまりがちな冬こそ心地よい呼吸を習慣にし、新陳代謝を促す食材を取り入れて、毎日を生き生きと過ごしましょう。
POINT.1
芯はギリギリまで活用
リンゴの芯はポリフェノールが豊富。なるべく芯も多く使えるように、種の周りだけ小さめにV字に入れてカット。
POINT.2
ゴボウの皮はこそげすぎない
ゴボウの皮は包丁の背で軽くこそげる。白い部分が見えるまでこそげると皮のポリフェノールが減ってしまうので注意。
リンゴ
リンゴのポリフェノールは優れた抗酸化作用が注目される。豊富なペクチンは整腸作用に効果がある。
春菊
緑黄色野菜の中でも、体内でビタミンAに変わるβカロテンが豊富。加熱すると生に比べ特有の苦みが出る。
ゴボウ
食物繊維は野菜の中でトップクラス。便秘改善に役立つ。ポリフェノールは皮に多いのでさらしすぎない。
糸トウガラシ
辛みの少ない赤トウガラシを乾燥させ糸状に切ったもの。香りがよく鮮やかな色は、料理のあしらいに重宝。
料理研究家 友兼 由子さん
ともかねよしこ/ケータリングやフードコーディネート、食をプロデュースする「L.A.C.」主宰。モロッコなどの北アフリカ、アジア、ヨーロッパで出会った各国の家庭料理を得意とし、雑誌などの各メディアで活躍中。神戸で毎月少人数制の料理教室を開催。