食物繊維は血糖値スパイクに有効?サイリウムで検証

血糖値変化検証

食物繊維は、食後の血糖値の上昇を緩やかにすることが知られています。
しかし実際のところ、食物繊維が血糖値に本当に影響があるのか目で見ることはできません。ましてや、血糖値を普段から計測している人は少ないはずです。
そこで、食物繊維を多く含むプレミアムサイリウム プランを用いて、血糖値の上昇について実験をしました。
プレミアムサイリウム プランは、ブロンドサイリウムから作られた良質の天然食物繊維です。

血糖値測定器を用いて、プレミアムサイリウム プランを飲んでいない7日間と、飲んだ7日間、合計14日間の血糖値の変化を測定してみました。

目次

血糖値が上昇する仕組み

血糖値は、血液中のブドウ糖の濃度を数値で表したものです。誰でも食事をすれば、血糖値が上昇します。血糖値がなぜ上昇するのかというと、食事により吸収された糖分がブドウ糖として血管内に取り込まれ、肝臓に運ばれるためです。
健康な人の場合、食事で血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというブドウ糖の消費を促進するホルモンが分泌されます。インスリンの働きにより、血糖値が上がり過ぎないよう上限140 mg/㎗を目安としてコントロールされています。
そして、食事後から2時間程経過すると、血糖値は空腹時の値にあたる70~110mg/㎗に戻ります。このように、食前と食後では血糖値の数値は変化します。

多くの糖を摂取した場合、インスリンが通常より多く分泌されます。インスリンは、脂肪の分解を抑制する作用も持っています。そのため、組織で脂肪が蓄積されやすくなります。

血糖値の上昇を穏やかにすれば、インスリンの過剰な分泌が抑えられ、ブドウ糖が体全体に行き渡ります。そしてエネルギーとして消費され、脂肪として蓄積されにくくなります。血糖値が高い状態が続くと、血管が詰まりやすくなり、動脈硬化など血管系の病気を引き起こす原因になります。

食後血糖値と食物繊維の関係性とは?血糖値の上昇を緩やかにするためにできること

血糖値の測定を開始

被験者

被験者:アトラアカデミーディレクター 山中 克之(39)
10代から健康志向が高いサラリーマン。
しかし、毎朝朝食は摂らず、最近は運動することもほとんどない。

身長:182㎝ 体重:75.5㎏ 

血糖値の測定には、「血糖測定器FreeStyleリブレ」を使用しました。

今まで血糖値という視点で食事を考えたことはなく、健康診断でしか血糖値を測定したことはありませんでした。
今年の健康診断での空腹時の血糖値は83mg/㎗でした。食物繊維が血糖値の上昇を抑えることは理論的には理解できますが、自分の身体でもそのような変化が起こるものなのか検証しました。

測定は14日間行いました。最初の7日間はプレミアムサイリウムプランを飲まず、その後の7日間は食前30分前に飲んで血糖値の測定を行いました。
前半7日間と後半7日間では、摂取する食事を統一しています。また、食材や調理法で血糖値の上昇がどう変化するのかも調査しました。

食物繊維摂取の有無による血糖値の変化

食後血糖値の変化ピザ

通常は食後60分をピークに血糖値は減少し、2時間後には空腹時の血糖値に戻ります。
しかし、ピザを摂取した時は4時間後にやっと戻り始めました。プレミアムサイリウム プランを飲んだ時の方が、血糖値の上昇の仕方穏やかになることが分かりました。

食後血糖値の変化うどん

食後60分後に血糖値はピークなりましたが、プレミアムサイリウム プランを飲んでいない時は再度血糖値が上昇しました。
プレミアムサイリウム プランを飲んだ時は、血糖値の上昇が緩やかでした。

食後血糖値を測定してみて

食前にプレミアムサイリウム プランを摂取した方が腹持ちがよく、空腹を感じることが少なかったように思います。空腹を感じた時や眠い時に測定すると、血糖値は60㎎/㎗台になっていることが多く、自分自身の血糖値が低いことが分かりました。
一般的に60㎎/㎗台になると、冷や汗やふるえ、動悸などの低血糖の症状が出るようですが、自分自身はそういった自覚症状はありませんでした。

菓子パンを摂取した時は、食前の血糖値73㎎/㎗が、食後60分後には80㎎/㎗に上昇しました。想定していた数値より上昇しなかったので、必ずしも自分は高GI※食品を摂った時に血糖値が高くなるとは限らないことが分かりました。
※GI:食後血糖値の上昇を示す指標。Glycemic Indexの略称。

ただ、ソフトクリームを摂取した時には、食前の血糖値91㎎/㎗が食後30分後には102㎎/㎗にまで上昇しました。

今回の測定で血糖値が最も高くなった食事は、「カレーうどん鶏天セット」と「ピザ」でした。ピザを摂取した後の血糖値において最も驚いたことは、食後2時間を経過してもなかなか血糖値が下がらなかったことです。

全体的にプレミアムサイリウム プランを食前に摂取すると、食後血糖値が最低10 mg/㎗程、下がることが分かりました。普段から血糖値が高くないため、外食の時や甘いもの食べる時は、プレミアムサイリウム プランを取り入れながら、血糖値の調整をしようと思いました。

外食や甘いものを食べる時は、食前にプレミアムサイリウム プランを飲むことで血糖値の上昇が穏やかになることが分かりました。血糖値はもともと高くない方ですが、食物繊維を上手に取り入れていこうと思いました。また、野菜中心のお弁当を食べる場合、腹持ちが悪くすぐにお腹が空いてしまうので、プラスαでプレミアムサイリウム プランを摂取し、間食を減らすように心掛けたいと思います。年に1~2回は、今回のように血糖値測定をして健康管理をしていこうと考えています。

食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする

お昼ご飯

昼食は野菜中心のことが多いのですが、食前では64㎎/㎗だった血糖値が、食後60分経過すると70㎎/㎗に上昇しました。
チョコレートをひとかけら食べた時は、10㎎/㎗上昇しました。食物繊維が豊富な野菜を摂ると、血糖値が上昇しにくいことが目に見えて分かりました。野菜を毎日たくさん食べることができれば、血糖値の上昇を抑えることができます。

まとめ

食後血糖値が急激に上がる要因は、食材によってはもちろん、人によっても違います。
高GI食品と低GI食品を把握し、自分はどんな食材を摂ると血糖値が上がりやすくなるのかを知ることが大切です。
しかし、血糖測定器が手元にない人も多いと思いますので、食事を摂取する時はベジファーストを心掛け、食物繊維を上手に取り入れると、食後血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

良質な食物繊維で血糖値スパイクを防ぐプレミアムサイリウムプラン

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