反り腰とは腰のカーブ(腰椎前弯)が極端にきつくなった状態のこと。カーブ自体はクッションとして必要なものですが、度を超えるとさまざまなトラブルの原因にもなりかねません。
反り腰が増えた原因として考えられるのは、オフィスワークなどで長時間座りっぱなしの人が増えたこと。座った姿勢は骨盤の状態が不安定でゆがみやすく、長時間座ったままでいることで筋肉も緊張して固まってしまうため、立ったときの腰の動きを制限しがちになります。その結果、腰が過剰に反ってしまうのです。
反り腰は男性よりも女性に多いと言われています。特に、ヒールの高い靴を履く機会の多い若い女性によくみられ、ヒールの高い靴でつま先重心になることが、反り腰の要因のひとつと考えられています。
(HONEY-STYLE34号より抜粋)
「よい姿勢=腰を反らせた姿勢」と勘違いしている人は意外に多く、中には、姿勢をよくしようと意識しすぎて反り腰になっている人も。反り腰は一見スタイルがよいように見えますが、体には負担が多い状態。「反り腰=姿勢がよい」ではないことを知っておきましょう。
まず、反り腰だと腰が反りすぎてお尻やおなかが出っ張り気味に。お尻とおなかの筋肉を使わない姿勢になるため次第にお尻が垂れるうえ、骨盤がゆがんで開くことで内臓の位置が下がり、ポッコリおなかも余計に誇張されてしまいます。さらに、バランスを取るために首が前に出た猫背の姿勢にもなりやすく、背中や肩も緊張しがちに。反り腰は見た目だけではなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるのです。
(HONEY-STYLE34号より抜粋)
施術前に様々なチェックを通して、現在の状態を確認します。
姿勢分析シートの前で背面、横向きで2枚撮影します。
前屈、後屈をして可動域や痛みを確認します。
腰と壁の隙間を確認します。
姿勢チェックの内容に沿って、施術をしていきます。